KQ MiniSynthでのウインドシンセサイザー利用
2023年2月5日、KQ MiniSynthをバージョン3.1にアップデートしました。エアロフォンやEWI、エレフエなどのウインドシンセサイザーをKQ MiniSynthで利用する際のポイントについて書きます。
まず、カスタムコントローラを追加してBreath Controllerを入力できるようにします。
エレフエなど息の量がCC#2ではなくCC#11で送信される場合、設定から「ブレス受信元」を「CC#11/#43/#2/#34」にします。そうするとCC#11をCC#2に内部で変換するようになります。
バージョン3.1の新機能に、カーブ関数があります。これを使用すれば、ブレス感度が調整できます。
ブレス信号にVCFのカットオフ周波数が20HzほどのLPFをかけると、信号が滑らかになります。
ウインドシンセにはオシレーターシンクがお勧めです。やり方は、オシレーターを2つ用意し、片方にI/OパネルのV/Octを、もう片方にはV/Octをブレスで変調した音程を入力し、前者の出力から後者のSYNCにつなぐと、クワーといった音になります。パッチング例では変調にV/Octビブラータを使っています。
VCFのLPFでレゾナンスを少し上げ、ブレス信号でSTRを変調させるのもお勧めです。LPFの場合、STRはカットオフの逆となりますので、Invertを間にかませます。
下記のパッチング例では、Gate/Veloの信号がある場合のみブレス信号を処理するよう、Orを使用しています。
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