KQ MIDI Modulate

これはMIDI熟練者用のツールです。初心者にはおすすめしません。

マニュアルはこちら。

  • このアプリ単体では音は出ません。
  • 入力したMIDI信号を、変換して出力できます。
  • 16×8個のパッドで任意のMIDI信号を出力できます。
  • 自由にMIDIデバイスのルーティングができます。
  • 2つのAUv3プラグインを含んでいます。
  • MIDI1.0のみの対応で、MIDI2.0には対応していません。
  • 開発者はMIDIウィンドコントローラーでこのアプリを便利に使用しています。

Convert

コントロール信号の値を変換します。チャンネルごとに設定することはできません。

Note Ctrl, Threshold: Note Ctrlの値がしきい値(Threshold)以上の場合のみ、ノートオンを転送します。

Key: ノート信号のキー
Vel1: ノートオンのベロシティー
Vel0: ノートオフのベロシティー
Note: ノートが発音されているかどうかのフラグ
CC: コントロールチェンジ
AT: チャンネルアフタータッチ
PB: ピッチベンド
PC: プログラムチェンジ
N/A: 無効

HR: ハイレゾリューション、有効にすると、14ビットの信号を扱います。
E: エンベロープ、タップすると設定画面が開きます。
F: フィルター、タップすると設定画面が開きます。
LPF: ローパスフィルター、値の変化を滑らかにします。Strengthの値が大きいほど変化が遅くなります。
HPF: ハイパスフィルター、急激な値の変化のみ適用します。自動的にReturn Baseに値が近づきます。Strengthの値が大きいほど変化が速くなります。

  • グラフをタップすると、折れ線グラフ、履歴、棒グラフが切り替わります。
  • グラフを長押しして「Edit Curve」を選ぶことで、曲線の編集ができます。
  • 「- 0 +」は、オフセットです。この値が入力値に足されます。
  • 左上のボタンを押すと、縮小表示に切り替わります。
  • 右上の「!」は、パニックボタンです。押すと、オールノートオフとオールサウンドオフが送信されます。

Trigger

指定したMIDI信号を受信したら、ルールに従って信号を送信します。チャンネルを指定できます。

Harmony: 音程をずらしたノート信号
Channel Rewrite: チャンネルの書き換え
Signal Trigger: 任意のMIDI信号のトリガー
Value Offset: 値の増減
Filter: 送信の抑制

Pad

16×8個のパッドです。

Note: ノート信号
CC/AT/PB Oneshot: コントロール信号(押した時)
CC/AT/PB On/Off: コントロール信号(押す/離す)
Program: パッチチェンジ(バンク指定可能)
Convert Offset: Convert画面のオフセット指定
Load Preset: Profiles画面でのファイル読み込み
Misc/SysEx: 任意の信号

Latch: パッドのオンとオフが切り替わるようになります。Groupが指定されているときは、パッドを押した時に同じGroupの他のパッドはオフになります。

Options

Key Delay: ノートオンを遅らせます
Velocity Convert: ConvertでVel1を出力する場合、常に変換するか、レガートでない場合のみか、選択できます
MIDI Rx Channel: 受信チャンネル
MIDI Tx Channel: 送信チャンネル
Filter Other Channel: 受信チャンネル以外の送信を抑制します
Duplicated Notes: 重複したノートの処理を指定します

バージョン履歴

Version 1.6.3 (2024/12/13)

プロファイル画面の編集モードで下部が隠れていた不具合を修正しました。

Version 1.6.2 (2024/11/27)

MIDIデバイスのユニークIDを無視するようになりました。
その他の修正をしました。

Version 1.6.1 (2024/09/25)

プロファイル選択画面で戻れない不具合を修正しました。
クラッシュするバグを修正しました。

Version 1.6 (2024/08/11)

新機能:

  • キーホールド機能が追加されました。
  • コンバートに掛け算および変数が追加されました。

変更点:

  • 変換元が「N/A」の場合の処理を変更しました。
  • 安定性向上のため、「Convert」での保存形式が新しくなりました。旧バージョンでは新しい形式は開けません。
Version 1.5.2 (2024/08/06)

画面の不具合を修正しました。

Version 1.5.1 (2024/08/05)

コンバートされた値が合計されない不具合を修正しました。

Version 1.5 (2024/08/03)

エンベロープ生成機能を追加しました。LFOとしても利用できます。
その他の修正をしました。

Version 1.4 (2024/06/23)

CC番号を分類しました。
グループ内でパッドを切り替える機能を追加しました。
グループごとに色を変えるオプションを追加しました。
その他の修正をしました。

Version 1.3.1 (2024/06/17)

いくつかのオブジェクトが解放されない不具合を修正しました。(CPUパワーを使用していました。)

Version 1.3 (2024/06/15)

“HPF Delay”を追加しました。これにより、意図しないコントロール値の変更を防ぐことができます。EWIスタイルのビブラートをシミュレートする際に便利です。

Version 1.2.1 (2024/05/23)

画面の不具合を修正しました。

Version 1.2 (2024/05/20)
  • Signalsのエディター画面にInsert機能を追加しました。
  • SignalsにPad選択コマンドを追加しました。
  • マニュアルへのリンクを追加しました。
Version 1.1.4 (2024/05/14)

バグ修正: トリガーに関する不具合を修正しました。

Version 1.1.3 (2024/05/13)

バグ修正: プロファイルに関する不具合を修正しました。

Version 1.1.2 (2024/04/23)

バグ修正: カーブ編集に関する不具合を修正しました。

Version 1.1.1 (2024/04/16)

バグ修正: カーブが下降曲線の場合の不具合を修正しました。
変更点: HRの挙動を変更しました。MSBしかないデータを受信した際、LSBは0になります。
その他の変更をしました。

注釈:
LPFは値の変化をスムーズにし、HPFは時間経過でReturn Baseの値に戻します。

Version 1.1 (2024/04/14)

新機能: HPF / LPF (スムージングやEWIのようなビブラートが可能です)
バグ修正: ハイレゾ(HR)が動作するようになりました。
その他の修正をしました。

Version 1.0.5 (2024/04/03)

内部処理を改善しました。

Version 1.0.4 (2024/03/23)

バグ修正: Retriggerのいくつかのバグを修正しました。

Version 1.0.3 (2024/03/22)

バグ修正: いくつかのクラッシュバグを修正しました。
変更点: 小さい画面での表示が改善しました。
その他の変更をしました。

Version 1.0.2 (2024/03/21)

新機能: パッドのLatchモードに”Group”機能を追加しました。

Version 1.0.1 (2024/03/21)

新機能: Bluetoothのペリフェラル動作を追加しました。
バグ修正: Note on/offの”Value Offset”が使用できるようになりました。
文言修正: “Sticky”を”Latch”にしました。

Version 1.0 (2024/03/20)

初期バージョン。